

2026.01.08
2025年12月のポケモンカード相場は、11月まで続いていた供給による調整局面から一転。
カードごとの動きに差が見え始めた1か月となりました。
新弾カードは初動の熱が一巡し、供給量やPSA10の認定枚数によって評価が分かれる展開となりました。また、供給イベントの影響を受けたカードも、下落の勢いは次第に落ち着いてきています。
本コラムでは、12月末時点のデータをもとに、注目カードの動きを整理しながら、12月のポケモンカード相場の流れを振り返っていきます。

最新相場:2025年12月31日時点
未鑑定:30,000円
PSA10:72,000円
メガゲンガーex SARは、12月に入ってから短期間で大きな価格調整が入ったカードのひとつです。
未鑑定品は、12月初旬の53,000円前後から中旬にかけて下落。その後も戻りは限定的となり、月末時点では30,000円前後での取引となりました。
12月前半に下落が先行した点が特徴的で、新弾カードとしては厳しいスタートとなった印象です。
ただし、12月中旬以降の値動きに注目すると、下落ペースは徐々に落ち着き、月後半は30,000円前後で水準を探る動きとなりました。
同時期の他のハイクラスパック収録カードと比較しても、下落率そのものに大きな差があったわけではありません。
PSA10についても、12月中旬に市場にPSA10が一度に多く流通した為に急落しました。月末時点では72,000円前後で取引されています。

最新相場:2025年12月31日時点
未鑑定:23,000円
PSA10:74,000円
メガカイリューex MURは、12月を通して新弾カード全体の調整局面に沿った値動きとなりました。
未鑑定品は、12月初旬の40,000円前後から中旬にかけて下落。
月末時点では23,000円前後まで調整しています。
下落率だけを見るとやや大きく感じられますが、同時期のハイクラスパック収録カードと比べても、特別に弱い動きだったわけではありません。
12月中旬以降は下落ペースも落ち着き、月後半は20,000円台前半で水準を探る動きとなりました。
新弾カードとしては、相場が一巡したあとの整理段階に入ったと見ることができます。
PSA10についても、12月前半に一時的な調整が入りました。しかし、その後は大きく値を崩すことなく、月末時点では74,000円前後で取引されています。

最新相場:2025年12月31日時点
未鑑定:80,000円
PSA10:210,000円
メガリザードンXex MURは、12月はカードごとに値動きの方向性が分かれた相場の中で、比較的安定した推移を見せた1枚となりました。
未鑑定品は、12月を通して大きな乱高下は見られず、月末時点でも80,000円前後と、落ち着いた水準で推移しています。
12月は調整が進んだカードも多い中で、未鑑定の価格帯は大きく崩れることなく推移しました。
PSA10については、かえって相場が上昇しており、月末時点では210,000円前後で取引されています。
一時的な上下はあったものの、高額帯を維持したまま年末を迎えた点が特徴です。
12月は、上昇するカードと下落するカードが混在する相場となりました。
しかし、その中でメガリザードンXex MURは、急激な売りが集中する場面は見られず、比較的安定した価格帯で推移していました。

最新相場:2025年12月31日時点
未鑑定:30,000円
PSA10:92,000円
メガサーナイトex MURは、12月相場において未鑑定とPSA10で値動きの方向性が分かれたカードとなりました。
未鑑定品は、8月の発売以降じわじわと下落基調が続いていました。12月に入ってからも下げが目立ち、月末時点では30,000円前後まで調整しています。
12月は高額カードを中心に相場全体で整理の動きが見られ、未鑑定はその影響を受けた形といえるでしょう。
一方でPSA10は、12月を通して大きな値崩れは見られませんでした。
月末時点でも92,000円前後と、比較的落ち着いた水準を維持しています。
未鑑定が下落する中でも、PSA10は急落せず、一定の評価が保たれました。
今後は流通状況の変化によって、この価格帯がどのように推移していくのかが注目されます。

最新相場:2025年12月31日時点
未鑑定(未開封):68,000円
PSA10:140,000円
ビクティニ BWR争奪戦プロモは、11月に起きた供給イベントの影響が、12月相場で整理されたカードといえます。
未鑑定の未開封品は、11月の当選品発送を受けて市場流通が進み、12月に入ってからも大きな反発は見られませんでした。
月末時点では68,000円前後と、供給増を織り込んだ水準で推移しています。
一方でPSA10は、11月に大きく調整した後、12月は140,000円前後で推移しました。
未鑑定の流通増を背景に、PSA10の価格帯も一段下の水準で整理された形です。
12月の値動きを見る限り、カード自体の人気が急激に失われたというよりも、供給増をきっかけに形成された価格帯が、12月に定着したと捉えるのが自然でしょう。

最新相場:2025年12月31日時点
360,000円
見返り美人ピカチュウ PSA10は、12月後半にかけて相場が大きく上昇しました。
月初時点では30万円を下回る水準で推移しておりました。
しかし、月末には360,000円を確認しており、12月の中でも際立った動きを見せたカードです。
今回の上昇は、特定の材料が市場に出たというよりも、年末にかけて買いが優勢となった結果、相場が切り上がった形と捉えるのが自然でしょう。
12月は全体として調整色の強いカードが多い月でした。
その中で本カードは、下落局面に巻き込まれることなく、むしろ価格を一段引き上げる動きを見せました。
もっとも、この上昇が評価の定着を意味するのか、あるいは年末特有の需給による一時的な上振れなのかは、現時点では慎重に見極める必要があります。
年明け以降は、この価格帯での取引が継続するか、出来高を伴った推移になるかが、今後の注目点となりそうです。

12月には、新商品として「スタートデッキ100」が発売されました。
12月末時点での主な収録カードの初動相場は、以下の通りです。
メガリザードンYex MUR:200,000円
ピカチュウex SAR:44,000円
リーリエのピッピex SAR:38,000円
初動では、メガリザードンYex MURがトップとなり、約20万円前後という高額な水準で取引されました。
スタートデッキ収録カードとしては、初動から明確に高い評価を受けた形といえます。
一方で、ピカチュウex SARやリーリエのピッピex SARは、いずれも4万円前後でのスタート。極端な高騰は見られず、比較的落ち着いた価格帯に収まりました。
現時点では、カードごとの評価差が初動の価格に反映された段階です。今後の供給状況や市場の反応次第で、相場がどのように推移していくかが注目されます。
2025年12月のポケモンカード相場は、下落・調整が続くカードと、強さを見せたカードがはっきり分かれた1か月となりました。
メガゲンガーex SARやメガカイリューex MURなど、ハイクラスパック由来のカードは、12月中に大きな調整が進み、相場は一段落ち着いた水準へ移行しました。
特に初動で高値を付けていたカードほど、下落幅が大きくなった点が特徴的です。
一方で、見返り美人ピカチュウ PSA10のように、全体が整理される中でも買いが集まり、価格を切り上げたカードも存在しました。
12月は「すべてが下がる月」ではなく、需要の強さによって明暗が分かれた月だったといえます。
また、スタートデッキ100の発売により、市場では新たなカードの初動相場も形成されました。
総じて12月は、
・初動高騰カードの調整
・需要が集中するカードの選別
・新商品の評価が静かに進んだ月
という3つの流れが同時に進行した1か月でした。
年明け以降は、この12月に形成された価格帯が、どのカードで定着し、どのカードで再調整が入るのか。
引き続き、未鑑定とPSA10の価格差や出来高を意識しながら、相場を見ていきたいところです。
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