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2026年1月ポケカ相場レポート|高レア集中と反転事例が示した市場の選別

2026.02.06

はじめに

2026年1月のポケモンカード相場は、年末年始特有の動きが一巡し、カードごとの評価がより明確になった1か月となりました。

12月までは、新弾カードを中心に期待先行で価格が動く場面も見られました。
しかし、1月に入ってからは、供給量や鑑定枚数、需要の強さといった要素がより意識され、相場は冷静に整理されていく流れとなっています。

高レアリティかつ供給の少ないカードが評価を伸していきました。一方で、鑑定枚数が多いカードでも、価格帯や需給の変化によって相場が動く場面が見られました。
「すべてが同じ方向に動く相場」ではなく、選別が進んだ月といえるでしょう。

本コラムでは、2026年1月末時点の相場データをもとに、注目カードの値動きや背景を整理しながら、1月のポケモンカード相場の流れを振り返っていきます。

注目カード①:メガリザードンYex MUR(未鑑定・PSA10)

最新相場:2026年1月31日時点

未鑑定:300,000円
PSA10:1,000,000円

メガリザードンYex MURは、2026年1月のポケモンカード相場の中でも、特に強い動きを見せたカードです。

未鑑定品は、12月末時点の約20万円から上昇。1月末には30万円まで価格水準を切り上げました。
短期間で明確な上昇が確認された点が特徴です。

発売から日が浅いカードでありながら、高い価格帯でも買いが継続している点は、市場からの評価の高さを示しています。

PSA10については、1月末時点で100万円という非常に高い水準で推移しています。
現行カードとしては異例の価格帯で、市場でも強い注目を集めています。

この背景として大きいのが、レアリティの高さに対して流通量が極めて少ない点です。

記事作成時点(2026年2月5日)でのPSA10の認定枚数は79枚にとどまっております。
現行カードの中でも非常に限られた供給量となっています。

本カードが収録されている「スタートデッキ100」自体も、現時点では大量に市場へ行き渡っている状況とは言い難いです。特にレアリティの高いカードは出回りが限定的です。

そのため、供給増による本格的な調整局面にはまだ至っておらず、1月時点では需給の引き締まりが相場を支える形となりました。

今後は、
①スタートデッキ100の販売動向や再販の有無
②PSA10の認定枚数の増加ペース
この2つが相場を左右するポイントとなりそうです。

注目カード②:メガリザードンXex MUR(未鑑定・PSA10)

最新相場:2026年1月31日時点

未鑑定:90,000円
PSA10:280,000円

メガリザードンXex MURは、2026年1月相場において、未鑑定とPSA10で評価の差がより明確になったカードといえます。

未鑑定品は、12月末から1月末にかけて大きな上昇は見られず、月末時点では90,000円前後での取引が中心となりました。

一方でPSA10は、1月に入ってから買いが優勢。
月末時点では280,000円前後まで価格を伸ばしました。
未鑑定が横ばいに近い動きを見せる中で、PSA10のみが水準を切り上げた点が、1月相場の特徴といえるでしょう。

この背景としては、PSA10の流通量が一定数にとどまっている点が挙げられます。
記事作成時点(2026年2月5日)でのPSA10の認定枚数は2,255枚となっており、
極端に少ない水準ではないものの、市場全体で見れば無尽蔵に流通している状況でもありません。

1月相場では「とにかく希少なカード」よりも、状態が保証されたカードに評価が集まりやすい環境でした。
そのため、メガリザードンXex MURではPSA10に資金が集中した形と捉えることができます。

注目カード③:リーリエのピッピex SAR(未鑑定・PSA10)

最新相場:2026年1月31日時点

未鑑定:55,000円
PSA10:140,000円

リーリエのピッピex SARは、2026年1月相場において、比較的わかりやすい上昇を見せたカードです。

未鑑定品は、12月末時点の3万円台前半から上昇。
月末には55,000円前後での取引が確認されました。
1月を通して価格水準を切り上げた形となっています。

本カードは、メガリザードンYex MURと同様に「スタートデッキ100」に収録されています。
そのため、現時点では市場への供給が十分とはいえず、供給量が限定的な状況が相場に影響していると考えられます。

PSA10についても、1月末時点で140,000円前後まで価格を伸ばしています。
PSA10の流通はまだ多くはなく、市場に出回る枚数が限られていることもあり、未鑑定との差が比較的早い段階で形成されました。

1月はカードごとの差が広がった月でしたが、リーリエのピッピex SARは、キャラクター人気と供給構造が素直に相場へ反映されたカードといえるでしょう。

今後は、リザードンYexと同様に、
①スタートデッキ100の販売数の増加
②PSA10の流通量の変化
上記の2点によって、現在の価格帯がどのように整理されていくのかが注目されます。

注目カード④:リーリエの決心 SAR(未鑑定・PSA10)

最新相場:2026年1月31日時点

未鑑定:33,000円
PSA10:92,000円

リーリエの決心 SARは、12月に調整が進んだあと、1月に入ってから反発を見せたカードです。

未鑑定品は、12月中旬にかけて下落。
12月末時点では3万円を下回る水準まで調整しました。
しかし、1月に入ってからは下げ止まり、1月末時点では33,000円前後での取引が確認されています。

12月は高額カードを中心に整理が進んだ月でした。
しかし、本カードについては、下落局面が一巡したあとの落ち着きが比較的早く訪れた点が特徴といえるでしょう。

PSA10についても、12月中は価格調整が見られました。
しかし、1月に入ってからは買いが入り、月末時点では92,000円まで持ち直しています。

未鑑定・PSA10ともに、12月の調整を経て価格帯が整理され、1月はその水準での評価を探る動きとなりました。

今後は、再び大きな材料が出てくるのか、あるいは現在の価格帯で落ち着いた推移が続くのかが注目されます。

注目カード⑤:ピカチュウ(マクドナルドプロモ)PSA10

最新相場:2026年1月31日時点

PSA10:9,500円

ピカチュウ(マクドナルドプロモ)PSA10は、1月に入ってから相場が反転したカードとして注目されました。

2025年後半は下落基調が続いており、12月中旬には8,000円台前半まで価格が調整しました。
しかし1月に入ってからは下げ止まり、月末時点では9,500円前後まで持ち直しました。

価格帯としては大きな上昇ではありませんが、下落が続いていた流れの中で反発を見せた点は、1月相場を象徴する動きのひとつといえるでしょう。

なお、記事作成時点(2026年2月5日)でのPSA10の認定枚数は219,471枚と、非常に多い水準にあります。

これほど供給量が多いカードでありながら、1月に相場が反転した背景としては、年末年始にかけての需要増加や、低価格帯まで調整が進んだことによる買い戻しが影響した可能性が考えられます。

1月相場では、希少性の高いカードだけでなく、供給量の多いカードでも需給次第で価格が動く局面が見られました。

マクドナルド ピカチュウ PSA10は、「枚数が多い=必ず下がり続けるわけではない」という点を示したカードといえるでしょう。

今後は、需要が一巡したあとの動きや、再び下落基調に戻るのか、それともこの価格帯が定着するのかが注目されます。

注目カード⑥:ムニキスゼロ収録カード(初動相場まとめ)

1月下旬には、新弾パックとして「ムニキスゼロ」が発売され、市場では収録カードの初動相場が形成されました。

2026年1月31日時点における主な収録カードの相場は、以下の通りです。

主な収録カードの相場(2026年1月31日時点)

メガジガルデex MUR:30,000円

メイのはげまし SAR:25,000円

ニャースex SAR:11,000円

トップレアとなるメガジガルデex MURは、3万円という価格帯で取引されております。
そのため、一定の評価は受けているものの、過去の新弾に見られたような極端な初動高騰は起きていません。

また、メイのはげまし SARは25,000円、ニャースex SARは11,000円と、いずれもカードのレアリティや需要に応じた価格が形成されています。

これらの値動きを見る限り、ムニキスゼロの初動相場は、期待先行で買われる展開ではなく、供給量や需要を踏まえた冷静な評価が行われた結果といえるでしょう。

1月相場全体では、高額カードでは選別が進みました。一方、新弾については過度な資金流入は見られませんでした。

ムニキスゼロの初動相場は、市場全体が冷静さを保ったまま新商品を評価していることを示した結果と捉えることができます。

今後は、再販や供給量の増加を受けて、これらのカードがどの価格帯で整理されていくのかが注目されます。

2026年1月のポケモンカード相場まとめ

2026年1月のポケモンカード相場は、相場全体が一方向に動くのではなく、選別が進んだ1か月となりました。

メガリザードンYex MURのように、レアリティが高く、供給量が極端に少ないカードには資金が集まり、高額帯であっても価格水準を切り上げる動きが見られました。
供給構造そのものが評価に直結した、分かりやすい例といえるでしょう。

一方で、マクドナルド ピカチュウ PSA10のように、レアリティや供給量とは別の要因によって、相場が反転するケースも確認されました。
鑑定枚数が非常に多いカードであっても、価格帯や需要の変化次第では、値動きが生じる局面があることが改めて意識されました。

このように1月相場では、
・レアリティと供給量が評価を左右するカード
・需給や価格帯によって動きが出るカード

が同時に存在しており、カードごとに見極めが求められる状況となっています。

新弾についても、期待先行で大きく買われる展開は見られず、価格は冷静に形成されました。
市場全体が、より慎重な目線でカードを評価している様子がうかがえます。

今後は、1月に形成された価格帯がどのカードで定着し、どのカードで再び動きが出てくるのか。
引き続き、「選別」という視点が重要になりそうです。

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参照・出典

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