

2026.03.06
2026年2月のポケモンカード市場では、高額カードを中心に相場の上昇が見られました。
特に一部のカードでは短期間で大きな価格変動が起きており、市場の注目度の高さがうかがえます。
一方で、すべてのカードが同じように上昇しているわけではありません。発売直後のカードでは価格調整が見られるなど、カードごとの評価が分かれる動きも見られました。
また、2026年に入ってからは、旧シリーズのカードでも価格上昇が目立っており、ポケモンカード市場全体で資金が流入している可能性も考えられます。
本コラムでは、2026年2月のポケモンカード市場の動きを振り返るため、
価格変動が特徴的だった7枚のカードを取り上げながら、現在の市場の特徴について整理していきます。

収録:スタートデッキ100 バトルコレクション
発売日:2025年12月19日
カード番号:764/742
価格推移:2026年2月26日時点で340,000円(PSA10)
未鑑定品は2025年12月の時点で約4万円でした。しかし、2026年1月には約7万円台まで上昇し、2月には13万円前後まで価格が伸びました。
PSA10についても同様に価格は上昇しております。2026年1月時点では約18万円でしたが、その後価格は上昇し、2月下旬には34万円まで到達しています。
PSA10の認定枚数は現在1,442枚となっています。
発売から約2か月が経過したカードとしては、比較的少ない枚数といえるかもしれません。
そのため、現時点では市場に流通しているPSA10の枚数は限られており、需要に対して供給が追いついていない可能性も考えられます。
発売から間もないカードでありながら価格が大きく上昇している点からも、現在のポケモンカード市場の強さを示すカードの一つといえるでしょう。

収録:スタートデッキ100 バトルコレクション
発売日:2025年12月19日
カード番号:766/742
価格推移:2026年2月27日時点で1,700,000円(PSA10)
発売から約2か月が経過していますが、現在も高い相場を維持しています。
未鑑定品は2026年1月の時点で約29万円でした。しかし、2月には32万円前後まで上昇しております。
PSA10は1月時点で約90万円でした。こちらも未鑑定品同様に相場が上昇。
2月下旬には1月相場の2倍近くの170万円まで価格が伸びました。
PSA10の認定枚数は現在121枚となっています。
販売開始からの期間を考えると、認定枚数は非常に少ない水準です。
同じパックに収録されているピカチュウexと比較しても認定枚数は大きく少なく、PSA10の供給量はかなり限られている状況といえるでしょう。
そのため、市場に流通しているPSA10の枚数は少なく、供給不足が現在の価格形成に影響している可能性も考えられます。
今後PSA鑑定が進み流通枚数が増えた場合、相場にどのような変化が見られるのか注目されます。

配布:ムンク展(プロモーションカード)
配布年:2018年
カード番号:288/SM-P
価格推移:2026年2月27日時点で2,500,000円(PSA10)
「ムンクピカチュウ」は、2018年に開催された「ムンク展」とのコラボレーションで配布されたプロモーションカードです。
ポケモンカードの中でも知名度が高く、長年人気を維持しているカードの一つです。
2026年2月の相場では、直近1か月で大きく価格が上昇しました。
2026年1月時点では約140万円でしたが、2月には価格が上昇し、250万円まで到達しています。
グラフからもわかる通り、今年に入ってから相場上昇の勢いが強くなっております。直近1か月では約80%の上昇となりました。
この価格帯のカードとしては、非常に速いペースでの相場上昇といえるでしょう。
PSA10の認定枚数は現在3,734枚。ポケモンカードの高額カードとしては比較的多い部類に入ります。
それでも価格が上昇している点からも、ピカチュウカードの人気の高さが相場に反映されているといえるでしょう。

配布:ゴッホ美術館プロモーションカード
配布年:2023年
カード番号:SVP EN 085
価格推移:2026年2月28日時点で370,000円(PSA10)
「ゴッホピカチュウ」は、2023年にオランダのゴッホ美術館とのコラボレーションで配布されたプロモーションカードです。
独特のアートデザインと海外限定配布という特徴から、コレクターの間で高い人気を集めています。
2026年2月の相場では、直近1か月で大きく上昇しました。
2月初旬には約28万円でしたが、月末には37万円まで上昇しています。
グラフからも分かる通り、2025年後半から相場は大きく上昇しています。
特に2月は大きく価格を伸ばしており、2025年9月から10月にかけて見られた上昇局面と同程度の上昇幅となっています。
注目すべきなのは供給量です。
PSA10の認定枚数は現在46,810枚。ポケモンカードの中でも非常に多い枚数となっています。
それにもかかわらず価格が上昇している点は、このカードの大きな特徴です。
供給量が多いにもかかわらず相場が上昇していることから、ピカチュウカードの人気の高さや海外プロモカードへの強い需要が価格に反映されているといえるでしょう。

収録:ロストアビス
発売日:2022年7月15日
カード番号:111/100
価格推移:2026年2月28日時点で290,000円(PSA10)
2026年2月の相場では、直近で大きな価格上昇が見られました。
2月19日時点では約24万円でしたが、月末には29万円まで上昇しています。
グラフを見ると、2025年は12万円前後から20万円台まで段階的に価格が切り上がっております。このことから、長期的に上昇トレンドが続いていることが分かります。
PSA10の認定枚数は現在12,675枚となっており、比較的多い枚数です。
それでも価格が上昇している背景には、人気ポケモンであるギラティナの需要の高さや、スペシャルアートカードへのコレクション需要が影響していると考えられます。

収録:ムニキスゼロ
発売日:2026年1月23日
カード番号:115/080
価格推移:2026年2月27日時点で70,000円(PSA10)
「メイのはげまし SAR」は、2026年1月発売の拡張パック「ムニキスゼロ」に収録されたカードです。
人気キャラクターであるメイが描かれていることから、発売直後から高い注目を集めました。
しかし2026年2月の相場では、価格の調整が見られました。
PSA10は2月中旬の約10万円から、月末には7万円まで下落しています。
未鑑定品も同様に、2万6千円から1万8千円へ下落。この1か月を通して弱い動きが続きました。
PSA10の認定枚数は現在173枚となっています。
発売から間もないカードのため、今後鑑定枚数が増えることで供給が拡大する可能性もあります。相場の動きには引き続き注意が必要です。

収録:拡張パック第5弾 神秘なる山
発売日:2002年10月4日
カード番号:e5 089/088(1st Edition)
価格推移:2026年2月27日時点で5,800,000円(PSA10)
リザードン(クリスタルタイプ)は、2002年に発売された拡張パック「神秘なる山」に収録されたカードです。
ポケモンカードeシリーズを代表するカードの一つであり、旧シリーズの中でも特に人気の高いカードとして知られています。
2026年の相場では、高額帯での大きな値動きが見られました。
2025年7月時点では約265万円でしたが、2026年1月には約499万円まで上昇しています。
その後、2月中旬には約475万円まで一時的に下落しましたが、月末には580万円まで再び上昇しました。
PSA10の認定枚数は現在175枚となっており、極めて希少性の高いカードです。
さらに、2026年に入ってからは旧シリーズのカード全体で価格上昇が見られております。そのため、その流れの中で本カードの相場も大きく上昇していると考えられます。
こうした希少性に加え、リザードンというポケモンの人気も相まって、ポケモンカード市場の中でも長期的に高い評価を受けているカードといえるでしょう。
今回取り上げた7枚のカードを見ると、2026年2月のポケモンカード市場にはいくつかの特徴的な動きが見られました。
まず一つ目は、高額カードの相場上昇です。
ムンクピカチュウやギラティナV SAなどでは、直近1か月でも大きな価格上昇が見られました。
特にムンクピカチュウは、1か月で約80%という非常に速いペースで相場が上昇しています。
二つ目は、供給量と価格の関係が一様ではない点です。
ゴッホピカチュウのようにPSA10の認定枚数が非常に多いカードでも価格が上昇しております。このことから、カードの人気や知名度が相場に強く影響していることがうかがえます。
三つ目は、旧シリーズカードの高騰です。
リザードン(クリスタルタイプ)のような旧シリーズのカードは、2026年に入ってから相場上昇が目立っています。
希少性の高さから、コレクション需要だけでなく、投資目的での購入も見受けられる状況となっています。
一方で、メイのはげまし SARのように、発売直後のカードでは価格調整が見られるケースもありました。
このように、ポケモンカード市場ではカードごとに評価が分かれる動きも見られています。
こうした動きを見ると、現在のポケモンカード市場では
人気カード・希少カード・旧シリーズカードを中心に相場が動いている一方で、カードごとの選別も進んでいるといえるでしょう。
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