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2026年3月ポケカ相場レポート|高額カード急騰と資金集中が示す市場の変化

2026.04.09

はじめに

2026年3月のポケモンカード市場では、高額カードを中心に相場の上昇が見られました。
特に一部のカードでは短期間で大きな価格変動が起きており、市場の注目度の高さがうかがえます。

一方で、すべてのジャンルが同じように上昇しているわけではありません。
ポケモンセンター限定BOXでは再々抽選販売の影響が見られ、新弾カードの初動相場も比較的落ち着いた水準で推移しました。

このように2026年3月のポケモンカード市場では、カードの種類によって相場の動きに違いが見られています。

本コラムでは、2026年3月のポケモンカード市場の動きを振り返るため、価格変動が特徴的だったカードを取り上げながら、現在の市場の特徴について整理していきます。

▶ 目次(クリックで開く)

注目カード① レックウザVMAX SA(HR)

収録:蒼空ストリーム
発売日:2021年7月9日
カード番号:083/067

価格推移:2026年3月31日時点で 1,050,000円(PSA10)
PSA10認定枚数:2,400枚(2026年3月末時点)

2025年12月時点では約60万円前後で推移していましたが、2026年に入ってから価格上昇の勢いが強まりました。
1月には約78万円、2月には約92万円まで上昇し、3月にはついに100万円を突破。3月末時点では105万円前後で取引が確認されています。

レックウザVMAX SAは、拡張パック「蒼空ストリーム」に収録されたスペシャルアートカードであり、SAカードの中でも特に人気の高いカードとして知られています。レックウザというポケモンの人気に加え、カードデザインの評価も高く、コレクター需要の強いカードの一つです。

PSA10の認定枚数は現在2,400枚となっており、高額カードとして極端に少ない枚数ではありません。それでも価格が100万円を突破した点は、現在のポケモンカード市場の強い需要を示しているといえるでしょう。

また2026年に入ってからは、ギラティナV SAなど他のスペシャルアートカードでも価格上昇が見られており、SAカード全体に資金が流入している可能性も考えられます。

100万円という価格帯はポケモンカード市場において一つの節目といえる水準です。今回のレックウザVMAX SAの上昇は、現在の市場の強さを象徴する動きの一つといえるでしょう。

注目カード② メガリザードンYex MUR

収録:スタートデッキ100 バトルコレクション
発売日:2025年12月19日
カード番号:766/742

価格推移:2026年3月31日時点で 3,600,000円(PSA10)
PSA10認定枚数:155枚(2026年3月末時点)

3月中旬には約220万円前後で取引されていましたが、その後価格上昇の勢いが強まり、3月末には360万円前後まで相場が伸びました。
短期間で価格が大きく上昇しており、現在のポケモンカード市場の勢いを象徴するカードの一つといえるでしょう。

PSA10の認定枚数は現在155枚と非常に少なく、市場に流通している枚数が限られている点が特徴です。
供給量が極端に少ないカードでは、買いが集中した際に価格が大きく動くケースがあり、本カードの相場もその典型例といえるかもしれません。

注目カード③ ピカチュウ(見返り美人)

配布:ポケモン切手BOX~見返り美人・月に雁セット~
配布年:2021年
カード番号:227/S-P

価格推移:2026年3月31日時点で 540,000円(PSA10)
PSA10認定枚数:19,179枚(2026年3月末時点)

3月初旬には約40万円前後で取引されていましたが、その後価格上昇の勢いが強まり、3月末には54万円前後まで相場が伸びています。
高額カードとしては比較的安定していた相場でしたが、3月は明確な上昇が確認される結果となりました。

PSA10の認定枚数は現在19,179枚と非常に多く、ポケモンカードの高額カードとしては供給量が多い部類に入ります。
それでも価格が上昇している点は、このカードの人気や知名度の高さが相場に強く影響していることを示しているといえるでしょう。

ピカチュウカードはポケモンカード市場の中でも特に需要が強く、コレクション需要の中心となる存在です。
今回の見返り美人ピカチュウの上昇は、現在のポケモンカード市場でピカチュウ系カードへの資金流入が続いていることを示す動きの一つといえそうです。

注目カード④ リザードンex SAR

収録:ポケモンカード151
発売日:2023年6月16日
カード番号:201/165

価格推移:2026年3月31日時点で 120,000円(PSA10)
PSA10認定枚数:34,381枚(2026年3月末時点)

2026年3月の相場では、リザードンexの価格が大きく上昇しました。
2月時点では約76,000円前後で取引されていましたが、その後価格上昇が続き、3月末には120,000円前後まで相場が伸びています。

約1か月半で価格水準を大きく切り上げた形となり、現在のポケモンカード市場の強い需要が表れている動きといえるでしょう。

PSA10の認定枚数は現在34,381枚と比較的多く、供給量としては決して少ないカードではありません。
それにもかかわらず価格が上昇している点は、現在のポケモンカード市場で中価格帯の人気カードにも資金が流入していることを示していると考えられます。

注目カード⑤ スペシャルBOX(ポケモンセンター)

商品:ポケモンセンター限定 スペシャルBOX
販売形式:ポケモンセンターオンライン抽選販売

価格推移:2026年3月31日時点
ヒロシマ:23,000円
トウホク:20,000円
フクオカ:21,000円

2026年3月のポケモンカード市場では、カード単体の相場が上昇する一方で、BOX商品の相場は比較的落ち着いた動きが見られました。

ポケモンセンター限定のスペシャルBOXでは、これまでに
・2025年6月13日:抽選販売
・2025年9月26日:再抽選販売
・2026年3月13日:再々抽選販売

と、複数回の販売が行われています。

こうした販売によって供給が段階的に増えたこともあり、スペシャルBOXの相場は2025年秋をピークに徐々に落ち着いた水準へ移行しました。

特に2026年3月の再々抽選販売では、ヒロシマBOXが一時20,000円前後まで下落する場面も見られています。
その後価格はやや回復しましたが、3月末時点では

ヒロシマ:23,000円
トウホク:20,000円
フクオカ:21,000円

と、いずれも2万円前後での取引となりました。

今回の値動きを見ると、2026年3月のポケモンカード市場ではカード単体の相場が上昇する一方で、本BOX商品では再販による供給増加が相場に影響している考えられます。

注目カード⑥ ニンジャスピナー収録カード

商品:拡張パック「ニンジャスピナー」
発売日:2026年3月

2026年3月には、新弾パックとして「ニンジャスピナー」が発売されました。
発売直後の初動相場では、メガゲッコウガex MURがトップレアとなっています。

主な収録カードの相場は以下の通りです。

メガゲッコウガex MUR
3/16:80,000円
3/31:85,000円

メガゲッコウガex SAR
3/16:37,000円
3/31:38,000円

チラチーノex
3/16:3,500円
3/31:3,800円

初動から月末までの値動きを見ると、大きな価格変動は見られず、比較的落ち着いた相場で推移しています。

過去には新弾カードが発売直後に大きく高騰するケースも見られましたが、今回のニンジャスピナーでは、供給量や需要を踏まえた比較的冷静な価格形成が行われているようです。

注目カードから見る2026年3月のポケモンカード市場

今回取り上げたカードの値動きを見ると、2026年3月のポケモンカード市場にはいくつか特徴的な動きが見られました。

🔷コレクション性の高いカードの上昇

まず目立ったのは、コレクション性の高いカードの上昇です。
レックウザVMAX SAやメガリザードンYex MURでは、3月に入ってから価格上昇の勢いが強まりました。特にメガリザードンYex MURは短期間で大きく価格を伸ばしており、現在の市場で強い需要があることがうかがえます。

また、見返り美人ピカチュウのような高額プロモカードでも価格上昇が見られました。さらにリザードンexでは、PSA10の認定枚数が多いにもかかわらず価格が上昇しており、高額カードだけでなく人気ポケモンのカードにも資金が流入している様子が見られます。

🔷すべてのカードが上昇しているわけではない

一方で、すべてのジャンルが同じように上昇しているわけではありません。
キャラクターカードでは、2026年に入ってから大きな価格上昇はあまり見られず、相場は比較的落ち着いた水準で推移しています。

また、スペシャルBOXでは再々抽選販売の影響もあり、相場は2万円前後で推移しました。新弾「ニンジャスピナー」の初動相場でも大きな高騰は見られず、比較的冷静な価格形成となっています。

🔷旧シリーズカードの急騰

さらに3月には、旧シリーズのカードでも大きな価格変動が見られました。
例えば、今回取り上げませんでしたが、ブラッキー (裂けた大地)072/088 1st PSA10は、1月時点の約86万円から3月には178万円まで上昇し、現在は200万円を超える取引も確認されています。

ただし、このカードはPSA10の母数が非常に少なく、個別取引によって価格が大きく動く可能性もあります。そのため、市場全体のトレンドとして判断するには慎重に見る必要があるでしょう。

🔷2023年ポケモンカードバブルとの共通点

こうした動きを総合すると、2026年3月のポケモンカード市場では
BOX商品や新弾、キャラクターカードよりも、コレクション性の高いカードに資金が集中している可能性が考えられます。

このような相場構造は、2023年のポケモンカードバブル初期にも見られました。当時もSAカードや高額カードを中心に価格が上昇し、市場全体の注目度が高まっていきました。その後、2023年6月頃には市場全体で大きな価格調整が起きています。

もちろん現在の市場状況が当時と完全に同じとはいえませんが、複数のカードで急騰が見られている点は、今後の相場を考える上で注目される動きといえるでしょう。

2026年3月のポケモンカード市場では、人気ポケモンやコレクション性の高いカードに資金が集まりやすい相場が形成されているといえます。今後もこうしたカードの価格がどのように推移していくのか、市場の動きに引き続き注目していきたいところです。

まとめ

2026年3月のポケモンカード市場では、高額カードや人気カードを中心に価格上昇が見られました。一方で、BOX商品や新弾カードでは比較的落ち着いた動きとなっており、カードの種類によって相場の動きに違いが見られています。

こうした状況を見ると、現在のポケモンカード市場では
資金が特定の人気カードや高額カードに集中する傾向が強まっている可能性があります。

今後も高額カードの相場がどこまで上昇するのか、そして市場全体がどのような動きを見せるのか、引き続き注目していきたいところです。

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参照・出典

・ヤフオク取引履歴
・スニーカーダンク取引価格
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