

2026.05.11

ポケモンカードやPSA鑑定品は、近年コレクションとしてだけでなく、高額で取引される品物としても注目されています。
一方で、市場の拡大にともない、偽造品や改ざん品といったリスクにも注意が必要です。
PSAが公開した「2025 Fraud Report」では、2025年に確認された偽造品・改ざん品の状況がまとめられており、ポケモンカードに関する内容も複数取り上げられています。
本記事では、PSA公式レポートの内容をもとに、ポケモンカード市場やPSA鑑定品を扱ううえで注意したいポイントを、カドヤ質店の視点からわかりやすく解説します。
2025 Fraud Reportは、PSAが2025年に確認した偽造品や改ざん品など、不正なコレクティブルの状況をまとめた公式レポートです。
PSAは、トレーディングカードやスポーツカード、サイン入りアイテムなどの真贋鑑定・グレーディングを行う世界的な鑑定会社です。今回のレポートでは、コレクター市場の拡大にともない、偽造品や改ざん品のリスクがどのように広がっているのかが示されています。
レポート内では、PSAが2025年に発見・阻止した偽造品や改ざん品について、仮に本物として市場に流通していた場合の推定市場価値が2億ドルを超えるとされています。
つまり、このレポートは海外のコレクター市場だけの話ではありません。ポケモンカードを集めている方、PSA鑑定品を購入しようとしている方、手元のカードを売却・質預かりに出そうと考えている方にとっても、知っておきたい内容だといえます。
PSAの「2025 Fraud Report」では、偽造品や改ざん品のリスクが数字でも示されています。
特に注目したいのは、偽造品だけでなく、カードの状態をよく見せるために手を加えた「改ざん品」も増えている点です。
PSAは、2025年に発見・阻止した偽造品や改ざん品について、仮にそれらが本物として市場に流通していた場合の推定市場価値が、2億ドルを超えるとしています。
これは、偽造品や改ざん品の問題が一部のコレクターだけに関係する小さな問題ではなく、コレクター市場全体に影響しうる規模になっていることを示しています。
レポートによると、2025年の偽造カード全体は前年比45.3%増加しています。さらに、ポケモンカードの偽造品については前年比125%増加したとされています。

また、偽造カードの対象は、昔の高額ビンテージカードだけではありません。現代カードやプロモカード、比較的流通量の多いカードにも広がっているとされています。
ポケモンカードは世界的に人気が高く、リザードンやピカチュウなどの人気キャラクターを中心に、高額で取引されるカードも多くあります。市場が大きくなり、価格が上がるほど、不正品を作る側にとっても狙う理由が生まれやすくなります。
つまり、「高額カードだけ注意すればよい」という状況ではなく、ポケモンカード市場でも偽造品リスクを無視できない段階になっているといえるでしょう。
PSAのレポートでは、偽造品だけでなく、改ざん品についても取り上げられています。
改ざん品とは、カードそのものは本物であっても、状態をよく見せるために手を加えられたカードのことです。レポートでは、改ざんカード全体が前年比108.7%増加し、ポケモンカードの改ざん品については前年比407.2%増加したとされています。

カード市場では、同じカードでも状態によって価格が大きく変わります。特にポケモンカードでは、PSA10などの高評価品と未鑑定品の間に大きな価格差が生まれることもあります。
そのため、真贋だけでなく、状態に不自然な点がないかという視点も重要になります。
もちろん、この数字だけで「ポケモンカード市場全体が危険」と考える必要はありません。ただし、人気が高く価格差が大きい市場では、偽造品だけでなく改ざん品のリスクも意識しておく必要があります。
PSAの「2025 Fraud Report」では、ポケモンカードに関する記載が複数登場します。
特に、リザードン、ピカチュウ、ゲンガー、レックウザ、ブラッキーなど、ポケモンカード市場でも人気の高いキャラクターが、偽造品や改ざん品の対象として取り上げられています。これは、ポケモンカードが世界的に注目される市場である一方で、不正品の対象にもなりやすいことを示しているといえます。
レポートでは、偽造品の対象となっているカテゴリの中で、ポケモンカードが上位に挙げられています。
また、偽造品の対象として多く見られたキャラクターにも、リザードン、ピカチュウ、ゲンガー、レックウザ、ブラッキーなど、ポケモンカード市場で人気の高い名前が並んでいます。
これは、偽造品が一部の古いスポーツカードやビンテージカードだけの問題ではなく、ポケモンカードを含むTCG市場にも広がっていることを示しています。
注目したいのは、偽造品の対象が必ずしも古いカードや超高額カードだけではない点です。
PSAのレポートでは、現代カードやプロモカード、比較的広く知られているカードも偽造品の対象になっていることが示されています。たとえば、2025年の日本版マクドナルドプロモのピカチュウについて、PSAは本物を28万5,000枚以上鑑定した一方で、同じ年に51枚の偽造品が提出されたことを紹介しています。
この点は重要です。流通量が多いカードや、比較的新しいカードであっても、人気や話題性があれば不正品の対象になる可能性があります。
レポートでは、偽造品だけでなく、改ざん品についてもポケモンカード関連の記載が多く見られます。
特に、改ざんカードの上位には、日本版のピカチュウ、マリィ、リザードン、ゲンガーVMAX、ムンクピカチュウ、リーリエなど、日本国内のコレクターにもなじみのあるカードが含まれています。
これは、ポケモンカードでは「本物か偽物か」だけでなく、「状態をよく見せるために手が加えられていないか」という視点も重要になっていることを示しています。
ポケモンカードは、キャラクター人気、希少性、状態、PSA評価などによって価格が大きく変わります。
特にリザードンやピカチュウのような人気キャラクター、限定プロモカード、PSA10で大きな価格差が出るカードは、コレクター需要が強い一方で、不正品の対象にもなりやすいと考えられます。
もちろん、人気カードだからといってすべてを疑う必要はありません。ただし、高額で取引されるカードほど、価格だけで判断せず、信頼できる取引先を選ぶことが大切です。
PSAの「2025 Fraud Report」は、偽造品や改ざん品のリスクがカード市場全体に広がっていることを示しています。
では、ポケモンカードやPSA鑑定品を売買したり、質預かりに出したりする際には、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
ポケモンカードを扱う際、まず相場を確認することは大切です。しかし、高額カードの場合、相場だけを見て判断するのは十分ではありません。
同じカードでも、状態、鑑定評価、流通量、需要の強さによって価値は大きく変わります。特に、短期間で急騰しているカードは、現在の取引価格だけでなく、今後の価格変動リスクも考える必要があります。
高額で取引されているカードほど、価格だけでなく、その価格がどれほど安定しているのかも慎重に見ることが大切です。
PSA鑑定品は、カード市場において信頼性の高い鑑定品として広く取引されています。特にPSA10のような高評価品は、未鑑定品と比べて大きな価格差が生まれることもあります。
ただし、PSA鑑定品であっても、ラベルや番号だけを見て安心しすぎるのは避けた方がよいでしょう。
鑑定品を購入する場合や売却・質預かりに出す場合は、カードの種類、相場、流通経路、取引先の信頼性なども含めて確認することが大切です。
高額カードを購入する際に、相場よりも極端に安いものを見つけると、魅力的に感じることがあります。
しかし、PSAのレポートでも、購入前に確認するポイントとして、相場を大きく下回る取引には注意することが挙げられています。
もちろん、安いから必ず問題があるというわけではありません。ただし、価格が不自然に安い場合には、理由を確認し、出品者や取引先の信頼性を慎重に見ることが大切です。
高額なポケモンカードやPSA鑑定品を扱う際には、どこで買うか、どこに売るか、どこに預けるかも重要です。
信頼できる取引先であれば、相場だけでなく、カードの状態や取引履歴、流通の信頼性なども含めて相談しやすくなります。
反対に、相場だけを基準にして取引先を選んでしまうと、あとから不安が残ることもあります。
特に高額カードの場合は、少しでも高く売れるかどうかだけでなく、安心して取引できる相手かどうかも大切な判断材料になります。
PSAの「2025 Fraud Report」は、カード市場が大きくなる一方で、偽造品や改ざん品のリスクも広がっていることを示しています。これは、ポケモンカードやPSA鑑定品を扱ううえで、相場だけを見て判断することの難しさを改めて感じさせる内容です。
カドヤ質店では、ポケモンカードやPSA鑑定品をお預かりする際、単純な相場価格だけで判断するのではなく、カードの状態、真贋、流動性、価格変動リスクなどを総合的に確認しています。
ポケモンカードは、同じカードでも状態や鑑定評価によって価格が大きく変わります。また、人気や話題性によって相場が短期間で大きく動くこともあります。
そのため、現在の相場が高いカードであっても、その価格をそのまま安全に評価できるとは限りません。
高額で取引されているカードは、価値のある品物である一方で、価格変動や流動性の面で注意が必要な場合もあります。
特に、短期間で急騰しているカードや、取引価格にばらつきが大きいカードは、査定の際にも慎重に見る必要があります。
質預かりでは、お客様が品物を取り戻されることを前提にお預かりします。一方で、万が一質流れとなった場合には、店舗側がその品物を適切に換金できるかどうかも考えなければなりません。
そのため、カドヤ質店では「高く売れるカードかどうか」だけでなく、「安全にお預かりできるカードかどうか」という視点も大切にしています。
今回のPSAレポートでは、偽造品や改ざん品のリスクが、ポケモンカードを含むTCG市場にも広がっていることが示されています。
だからこそ、カドヤ質店では、カードの価値だけでなく、その裏側にあるリスクも含めて慎重に確認することが大切だと考えています。
ポケモンカードは、コレクションとしても資産性のある品物としても魅力があります。しかし、価値が高くなるほど確認すべき点も増えていきます。
お客様に安心してご利用いただくためにも、カドヤ質店では今後も、相場とリスクの両方を見ながら、慎重な査定を行ってまいります。
PSAの「2025 Fraud Report」は、コレクター市場における偽造品や改ざん品のリスクが、年々無視できないものになっていることを示したレポートです。
特にポケモンカードでは、偽造品や改ざん品の増加が数字として示されており、高額カードやPSA鑑定品を扱う方にとっても、確認しておきたい内容だといえます。
もちろん、必要以上に不安になる必要はありません。大切なのは、相場だけで判断せず、カードの状態、真贋、流通経路、取引先の信頼性などを含めて慎重に見ることです。
カドヤ質店でも、ポケモンカードやPSA鑑定品をお預かりする際には、価格だけでなくリスク面も含めて確認し、お客様に安心してご利用いただけるよう努めてまいります。