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2025年10月ポケカ相場|急騰後の反落とプロモ大幅下落を徹底分析

2025.11.19

はじめに

2025年10月のポケモンカード相場は、9月の高騰から一転し、全体的に“調整色の強い1か月”となりました。

特に、9月に大きく上昇した
・ゴッホピカチュウ(PSA10)
・見返り美人ピカチュウ(PSA10)
などの高額ピカチュウ系は、10月に入って明確な反落局面となりました。

また、10月はプロモ系カードの動きも大きく、マクドナルドプロモのピカチュウ PSA10は、大量供給による急落が市場に大きなインパクトを与えました。

加えて、ポケモンセンター限定スペシャルBOXがいずれも9月末比で下落。再抽選発表が相場に影響したことで、10月の市場は“慎重姿勢が強まる”月となりました。

本コラムでは、10月末時点の最新データをもとに、注目カード・スペシャルBOXの動きを整理しながら、1か月間の相場の流れをわかりやすく解説していきます。

注目カード①:ゴッホピカチュウ(PSA10)

最新相場:2025年10月31日時点で 230,000円

10月のゴッホピカチュウ PSA10は、月初の28万円前後から始まりました。その後は徐々に落ち着き、月末には23万円へと調整が入りました。

9月に大きく上昇した直後ということもあり、10月は“急騰後の利益確定売り”が増えたことで一時的に供給が増えた点が価格の重さにつながったと考えられます。これは高額帯に限らず、相場が短期間で動いたカードでよく見られる動きです。

とはいえ、ゴッホピカチュウは国内外で根強い人気を持つカードで、出品数も急増しているわけではありません。今回の調整は、あくまで「急騰後の自然な押し目」という印象で、相場が崩れている雰囲気は特に見られません。

また、10月は他のピカチュウ系カードも引き続き強い推移を見せていました。その為、ゴッホピカチュウ単体の弱さによる下落ではなく、一時的な利益確定が中心の調整局面とみて良いでしょう。

10月の調整を経て、次に買いがどのタイミングで入ってくるかが注目ポイントです。

注目カード②:見返り美人ピカチュウ(PSA10)

最新相場:2025年10月31日時点で 260,000円

10月の見返り美人ピカチュウ PSA10は、月初の30万円前後をピークに、月末には26万円前後まで緩やかに調整しました。

9月から10月前半にかけて急騰した影響で、10月後半は利益確定売りが増加。一時的に押し目となったと考えられます。これは短期間で上昇したカード全般でよく見られる自然な調整です。

また、このカードは海外でも評価が高く、国内外のコレクター需要が安定しております。その為、10月の下落も供給が急拡大したわけではなく、相場の勢いが一旦落ち着いた“自然な調整局面”といえるでしょう。

取引の動きは比較的安定しており、相場が大きく崩れた様子も見られません。

今後の相場の焦点となるのは、

  • 年末に向けたコレクション需要
  • 海外からの買いの強さ
  • 他のピカチュウ系カードの動きとの連動性

こうした要素が中心となりそうです。見返り美人ピカチュウは、長期的に人気が維持されやすいカードです。その為、今後も高値圏での安定した推移が続く可能性は十分にあります。

注目カード③:ギラティナV SA(PSA10)

最新相場:2025年10月31日時点で 176,000円

10月のギラティナV SA(PSA10)は、9月の上昇からさらに買いが入り、月中には19万円台まで上昇しました。その後は徐々に落ち着き、月末は17万6千円前後で推移しています。

ギラティナV SAは、8月から10月にかけて評価が見直されたカードの一つです。特に8〜9月の段階で値動きが活発になり、PSA10は短期間でしっかりと価格を伸ばしました。

10月後半にかけての下落は、短期急騰後によく見られる利益確定売りが中心で、相場が崩れている印象ではありません。出品量が一気に増えたわけでもなく、需要自体は引き続き安定している状態です。

ギラティナV SAは、

  • キャラクター人気
  • イラスト評価
  • コレクション性

これらの要素が強く、高額帯としては比較的底堅い推移をしやすいカードです。

今回の調整は、急騰の反動による自然な押し目に近く、9月〜10月にかけて積み上がった需要が弱まったわけではありません。

ギラティナV SAは、短期の調整を挟みながらも人気が継続しやすいタイプのカードであり、11月以降の動きにも注目したい1枚です。

注目カード④:ピカチュウ(マクドナルドプロモ)PSA10

最新相場:2025年10月31日時点で 12,000円

10月のマクドナルドプロモ ピカチュウ(PSA10)は、9月末の20,000円前後から大きく下落。月末には12,000円前後まで下落しました。1か月で約40%の下落となり、8月の配布直後から続いた高値圏は完全に調整局面へ移行しました。

この大幅下落の背景には、PSA10認定枚数の急増があります。

10月18日時点で PSA10 は 59,590枚となっておりました。その為、短期間で市場へ鑑定済みカードが大量に流入し、相場に強い下押し圧力をかけました。

10月末時点の枚数は未確認ですが、11月18日には 107,573枚に到達しております。このことから10月後半〜11月前半の間に、供給が急増し続けていたことは確実といえます。

発行枚数が非常に多いカードであることに加え、PSA鑑定の集中によって市場が供給過多の状態となり、9月〜10月の価格調整を招いた形です。

一方で、このカードは

  • 話題性の高さ
  • 記念品としての需要
  • 海外人気の強さ

などに支えられ、取引量そのものは依然として多い状況が続いています。

今後は、

  • PSA10の供給がどこで落ち着くか
  • どの価格帯で下げ止まるのか
  • 年末需要による反発が起きるか

こうした部分が短期的な焦点となります。

大量配布系プロモは、供給一巡後に反発するケースも多いため、現在は“底値を探るタイミング”といえるでしょう。

注目カード⑤:リーリエの決心 SAR(PSA10)

最新相場:2025年10月31日時点で 98,000円

10月のリーリエの決心 SAR(PSA10)は、9月末の158,000円から大きく下落。月末には98,000円まで下落しました。

わずか1か月で約38%の下落となり、8月〜9月の急騰から一転して、10月は明確な調整局面に入りました。

リーリエの決心 SARは、8月中旬から9月前半にかけてPSA10の買いが短期間で集中したことで一気に上昇。9月には15〜17万円台での取引が続いていました。

しかし10月に入ると、急騰の反動による利益確定売りが増加し、相場は段階的に下落。特にPSA10は未鑑定品との価格差が大きく開いていたこともあり、「鑑定品だけが割高」という状態が是正される形で下げ幅が大きくなりました。

一方、未鑑定品は4万円台前半で比較的安定して推移しておりました。その為、カードとしての人気が大きく落ちたわけではない事がわかります。

今回の下落は、

  • 急騰の反動
  • PSA10の割高感
  • 利益確定売りの増加

といった要因が重なった結果で、相場が崩壊したというより、短期の過熱感が正常化した局面と見られます。

今後は、

  • PSA10と未鑑定品の価格差が適正範囲に戻るか
  • 9〜10万円台での買い支えがどれだけ入るか
  • 年末商戦での再評価が入るか

これらが短期的な注目ポイントとなります。

注目カード⑥:メガリザードンXex MUR(未鑑定)

最新相場:2025年10月31日時点で 110,000円

10月のメガリザードンXex MURは、9月末の80,000円から月末の110,000円へ上昇。1か月で約37%の値上がりとなりました。

このカードは、9月末発売の新弾「インフェルノX」の“看板枠”として注目されておりました。また発売直後は出品数が少なかったこともあり、初動段階から強気の価格形成が続きました。

10月前半は高値圏のまま様子見ムードが続きました。しかし中旬以降はオークション・即決ともに買いが入りやすくなり、10月後半にかけて上昇の勢いが強まった印象です。

とくに10月29日時点で97,000円だった相場が、わずか数日で110,000円まで上昇した点は、新弾MURの中でも「トップ需要が集中したカード」であることを示しています。

新弾の希少枠は、

  • 開封ペース
  • 供給量
  • PSA提出の動き
  • 市場の初動評価

これらが短期の価格変動に大きく影響します。しかし10月の時点では供給過多の印象はなく、一定以上の需要がしっかりと支えた上昇と言える状況です。

今後の注目ポイントは、

  • 11月以降の開封ペースと出品量
  • PSA鑑定品(PSA10)の初値
  • “MUR枠”としての継続的な人気の強さ

こうした要素が価格の方向性を左右していきます。

メガリザードンのネームバリューは非常に強く、発売直後の特有のブレを挟みつつも、中期的には底堅い推移が期待される1枚です。

スペシャルBOXの相場動向まとめ|3種そろって下落した10月の動きを整理

10月のスペシャルBOX(フクオカ・トウホク・ヒロシマ)は、いずれも9月末から10月末にかけて下落する結果となりました。

ただし、下落率には差があり、その背景には「発送時期の違い」や「9月時点の初期相場の高さ」など、各BOX固有の要因が見られます。ここでは、3つのBOXそれぞれの値動きを個別に整理していきます。

ポケモンセンター トウホク(発送:11月上旬)

9/30:28,000円 → 10/31:23,000円(約 -18%)

トウホクは、3種の中で最も早く11月上旬に発送されるBOXです。このため、10月は「間もなく市場に未開封が増える」という見方が広がり、相場は慎重な推移となりました。

結果として、3種の中では中間的な下落率となる-18%を記録。発送が目前に迫っているBOXならではの動きといえます。

ポケモンセンター ヒロシマ(発送:2026年1月下旬)

9/30:37,000円 → 10/31:32,000円(約 -14%)

ヒロシマは発送が翌年1月下旬と遅いため、10月の段階では供給増の懸念が小さい状態です。その分、急激な下落は発生しづらく、3種の中で最も小さな下落幅となる-14%の調整にとどまりました。

供給時期が遠いBOXは、再抽選発表の影響を受けつつも下落が穏やかになりやすい点が表れています。

ポケモンセンター フクオカ(発送:2026年2月下旬)

9/30:42,000円 → 10/31:32,000円(約 -24%)

フクオカは発送が3種で最も遅いものの、9月末時点の価格が3つの中で最も高かったことが影響し、反動の調整幅が大きくなりました。

そのため、-24%と最大の下落率を記録しています。再抽選発表による期待値の低下に加え、高値スタートのBOXが持つ“調整の出やすさ”が10月相場で表れた格好です。

10月のポケモンカード相場まとめ

2025年10月のポケモンカード市場は、「高額帯の調整」と「プロモ系の急落」、そして「スペシャルBOXの下落」が同時に進んだ月でした。

まず高額帯では、ゴッホピカチュウや見返り美人ピカチュウなど、9月に大きく上昇したカードを中心に調整が本格化。一方で、ギラティナV SAなど一部の人気カードは引き続き堅調でした。

また、マクドナルドプロモ ピカチュウのように短期間で大量のPSA10が供給されたカードは急落を経験。これにより、「供給量の多い話題系プロモほど相場が不安定になりやすい」という傾向が改めて浮き彫りとなりました。

さらに、10月はポケモンセンター限定スペシャルBOX3種がいずれも9月末比で下落。再抽選発表を受けた市場心理の変化に加え、発送時期の違いも相場の受け止め方に影響したと考えられます。

総じて10月は、「9月の急騰の反動」と「供給増による慎重姿勢」が入り混じった月であり、カードごとに値動きが大きく分かれたのが特徴でした。

11月以降は、

  • トウホクの発送開始による短期供給増
  • 年末商戦シーズンの需要動向
  • 12月以降に控える新弾・PSA提出分の戻り

など、新たな価格変動要因も控えています。

今後も、高額帯の調整局面が続くのか、それとも年末に向けて需要が回復するのか、引き続き注目したいところです。

 

参照・出典

  • 当店調査データ(2025年10月31日時点)
  • 各種オークション/フリマアプリの取引履歴
  • ポケモンセンターオンライン 抽選・発送情報
    https://www.pokemoncenter-online.com/news/?id=20250620
  • X(旧Twitter)当店投稿データ(10月相場推移記録)